今回もお古い話で恐縮です。
赤ちゃんの時からカネボウ毛糸?。
知ってますか?このフレーズ。
表題のカンカンカネボウ?の後に来るフレーズです。
カネボウは元々鐘紡と書きました。
だから、カンカンと鐘がなっているのです。
このカネボウのテーマソングはラジオでもよく流れていました。
テレビでは、バスケットに寝かされた赤ちゃん(人形だったっけ?)がズームアップ(アウトだったかも?)されながら、この曲が流れていました。
紡績というのは昔は大阪の典型的な産業でした。
日紡(後のユニチカ)とか東洋紡とか日清紡とか大和紡とか、なんとか紡というのはたいてい大阪の会社です。
帝人などというのもありますが、これは人絹と関係あるのですかね。(昔は帝国人造絹絲と言ったはずですし。)
カネボウはもはや繊維産業とは言えないかも。やはり資生堂とはりあう化粧品(トイレタリー)業界の雄というイメージですね。(ただし、こちらのカネボウの本社は東京)
ま、そういうことでカネボウ毛糸は赤ちゃんの時からあったということで。
ついでに言うと、私の実家は戦後ハリス(ハリス・チューインガムのメーカー)が立てた社員寮だったそうです。(確かに部屋の多い造りだった。)
ハリスは大阪の旭区にあった会社で、小学校時代に一度工場見学に行ったことがあります。
帰りに学童ハリスという製品をもらいました。
当時はチューインガムは4枚か6枚セットが普通なのに、これは一箱に50枚ぐらい入っていた。
学童ハリスという名は、当時の歯磨きガム的なニュアンスがあった為と思います。
噛んでいるとすぐに味がなくなったような記憶があるのですが。
で、このハリスが何故かカネボウに吸収されて1964年にカネボウハリスと名を変えました。
元社員寮に住んでいるものとしては、ちょっと残念な気がしました。
その後は、工場が消え、そのうちカネボウハリスという会社もなくなってしまいました。
当時ちばてつやの漫画「ハリスの旋風(かぜ)」が少年マガジンに連載、その後テレビアニメ化されました。
このテーマ曲が
ハリスの旋風?ハリスの旋風?
ドンガ ドンガラガッタ ドンガ ドンガラガッタ
国松様のお通りだい 屋根の子猫さん 今日は?
などと続きます。
しかし、漫画が連載している時から、「ハリス」がついているというのも凄いですねえ。
タイアップ漫画の走りかな。
ナショナルキッド(提供松下電器)の方が早かったかも。こちらは1960年「ぼくら」に連載開始だそうです。
昔のコマーシャルソングは確かにノスタルジアをかきたてるものですね。
カンカンカネボウ?もそうですが、輪、輪、輪?、輪が三つ、のミツワ石鹸。
花のかおり?お乳の泡立ち、牛乳石鹸、よい石鹸。
以上は同世代の人ならだれでも知っているコマソンだが、おそらく私しか覚えていないと思われるのが、日の丸セイロン紅茶のコマーシャル。
1950年代後半だと思うのだが、スキー場で日の丸セイロン紅茶と他のメーカーの紅茶が競争。
他は途中で転倒し、日の丸セイロン紅茶だけが、テープを切る。
そこでコマソン。
♪紅茶は、ひのまる?セイロン?こうちゃ?。
知らんでしょうなあ?。
ま、今回はこんな線でどうでっしゃろ?上柴はん。
いろはのいの字の磯じまんも実家の近くでした、あとマジックインキやギターペイントの寺西化学工業もそばにあった、安部邦雄